ネットワークビジネス に取り組んでいる人なら、1人でも多くの人をメンバーにしたいと思うはずですよね。そこで、今回はより多くの人をリクルートするシンプルな秘訣について話をします。
説得は逆効果
まず最初に、説得は逆効果だと知ってください。多くの人は、人を説得できる知識やスキルを磨いたり、トークスクリプトを暗記したりしますが、それは方向性が違います。なぜなら、相手は人から説得されたいとは思っていないからです。
あなたが誰かを説得させようとすればするほど、その人は説得されまいと心理的に抵抗します。その意味で、新規の見込みに説得を試みても逆効果なのです。押し売りされたと感じさせるだけです。
それに、ネットワークビジネスをしたいと思っていない人の説得に成功したとしても、そこから一体どんなプラスが生まれると言うのでしょうか?お互いの時間を無駄にするだけではないでしょうか?
自分で自分をクロージングさせること
そこで、誰かをリクルートするときのベストな方法は、説得ではなく、その人に自分をクロージングさせることです。
「自分で自分をクロージングさせる」とは、その人の内面から自発的に「YES」を引き出すことを言います。
ではどうやって自分をクロージングさせるのかと言うと、方法はいたってシンプルで、見込みの人に「質問をするだけ」です。
投げかけるべき質問の内容
もし、あなたの伝えたビジネスに興味を持つ人がいたら、「ちょっと知りたいのですが、どうしてこのビジネスに興味を持ったのですか?話の中で何が自分に重要だと感じましたか?」と質問してください。
もし、その人が「もう少しお金を稼ぎたいと思って」と答えたら、さらに「どうしてお金が必要なのですか?」と質問してください。
とにかく、声をかけた人が何か答えたら、それに対して質問をして、その人の本当の願望を探り当てるのです。
「どうしてそれが重要なのですか?」
「ほかに選択肢はないのですか?」
「これは本当にあなたがやりたいと思っていることですか?」
「もしこのビジネスに参加しなければ、お金を稼ぐ方法は他にあると思いますか?」
このようにどんどん質問をしていくと、その人は自分の中でビジネスに参加したい理由を固めていきます。しかも、あなたが説得せずとも。
質問は非常に強力
結局、人は他人にコントロールされることを嫌うのです。だから、ビジネスに参加するなら、自分の中で理由を見出して自分で決めたいのです。
だから、そもそも本当にビジネスに参加する人であれば、説得の必要はなく、質問をして濃いコミュニケーションをとるだけで十分なのです。
質問はリクルートするうえで本当に強力な武器です。しかも、誰にでも簡単にできますし。なので、どうしてもメンバーにしたい人がいたとしても、説得してメンバーにしようとは絶対に思わないでください。
そういう考え方は捨てて、どういう質問をすれば、この人はメンバーになってくれるだろうかということを代わりに考えてください。押し売りは止めて、適切な質問を投げかけて、引くのです。そうすれば、真剣な人は自発的に答えを自分で出しますから。