ネットワークビジネス MLM)やセールスの世界では、ウォームマーケットとコールドマーケットという用語があります。今回は「ウォームマーケット」の意味と、そのメリットとデメリットについて説明します。
ウォームマーケットの意味
ウォーム(warm)とは英語で「暖かい」を意味しますので、ウォームマーケットとは直訳すれば「暖かいマーケット」という意味になります。
この意味をネットワークビジネスに当てはめると、ウォームマーケットとは、あなたが会ったことのある人たちで、すでにあなたとの間に何らかの人間関係がある人たちのことを指します。
例えば、あなたの家族や友人、同僚、同じサークルの人、隣人など、お互いに相手の存在を認知している人達がウォームマーケットに該当します。
ウォームマーケットのメリット
ウォームマーケットの一番のメリットは、何と言っても声をかけやすいことです(もっとも、声をかける相手にもよりますが)。すでにあなたとの間に人間関係があるわけなので、勧誘しやすいことがメリットとなります。親や兄弟であれば、ためらうことなく声をかけてリクルート活動ができますし、友人もそうですよね。
ウォームマーケットのデメリットその1
ただ、声をかけやすいとは言うものの、勧誘の仕方によっては相手から嫌われてしまう、あるいは避けられてしまう可能性があります。
実際問題として、ネットワークビジネスが批判されるのは、ネットワークビジネスそのものではなく、勧誘してくるネットワーカーに原因のあるケースが多いので、そういう事態を避けるためにも、その後の人間関係に悪影響を与えないようなやり方で声をかける必要があります。
ウォームマーケットのデメリットその2
ウォームマーケットの人達には話をしやすい半面、必ず反対する人が出てくることもデメリットです。
なぜなら、ネットワークビジネスで挫折してしまう理由の一つが、身近な人から反対されて、モチベーションが無くなって辞めてしまうというものだからです。
実は身近な人ほど強く反対するんです。これは何もネットワークビジネスに限った話ではありません。あなたが何か新しいことに挑戦しようとするときとか、転職だとか起業しようとするときなど、必ずあなたの一番身近な人ほど大反対して、あなたの挑戦を諦めさせようとする人が出てきます。
でもよく考えてください。あなたの挑戦に反対する人は、あなたが仮にネットワークビジネスを諦めたからといって、あなたの人生に責任を持ってくれるのでしょうか?そんなことはないですよね。
なので、家族や友人に反対されたからといって、ネットワークビジネスを辞める必要など全くないのです。
そこで、対処法としては身近な人からの反対は必ずあるものと理解して下さい。そして、実際に反対された場合は、「この反対以上に自分はネットワークビジネスに取り組む理由があるはずだ」と考えて、反対のエネルギーを取り込んでしまってください。
そうすると、実は「反対こそが応援である」という賢い知恵を身に付けることができるようになります。つまり、反対する人は本当はあなたを辞めさせるために反対しているのではなく、あなたがネットワークビジネスを実践していく覚悟があるかを試してくれていると考えるのです。
あなたにネットワークビジネスで成功するという覚悟があれば、反対のエネルギーを自分のために活用することができます。飛行機だって、空気抵抗があるからこそ空を飛べるのです。抵抗がなければ空を飛べないのです。
それと同じように、あなたも反対という抵抗のパワーを使って、ネットワークビジネスで飛び立ってください。