ネットワークビジネス の世界では、新規メンバーが入ってきたり、既存メンバーが出て行ったりするのは日常茶飯事です。
そこで、あなたのグループを去った人がいた場合、その元メンバーに再度声をかけるべきでしょうか?
メンバーが去っていくのは普通のこと
ネットワークビジネスに参加するおよそ90%の人は、最初の1年で辞めていきます。確かに自分のグループメンバーがいなくなると、残念ですし、落ち込みますよね。特に、やる気に満ちていて結果を出していたメンバーが離脱した場合はヘコみます。
でも、こういう数字、つまり90%の人は辞めていくという事実を知っておけば、心の準備ができますよね。
去っていった元メンバーに声をかけるべきか?
で、問題は、去っていった元メンバーに再度、一緒にやろうと声をかけるべきかです。あなた自身はどう思いますか?
大きな実績を出している人に言わせると、答えは「ノー」です。
その理由は2つあります。
1つは、一度去った元メンバーに復帰してもらうために費やす時間と労力が無駄になるからです。冷えた気持ちを熱するには、時間がかかるんですよ。去った元メンバーは辞める決断をしたわけですから、その決断を覆させるには時間がかかるんです。
2つ目は、声をかけるべき新規の人がたくさんいることです。新たな出会いさえあれば、声をかける人なんていくらでもいるんです。だから、去ってしまった元メンバーに時間を使うよりも、新規の見込みに時間を使う方がはるかに効率的なんです。
だから、これら2つの理由で、一度去った元メンバーは放っておく方が良いのです。
去っていった元メンバーの悪口を絶対言わないこと
そして、メンバーが去った場合、その元メンバーの悪口を言ってはいけません。なぜなら、あなたが悪口を言うことであなたの魅力が低下し、他のメンバーのさらなる離脱を招くかもしれないからです。
そうすると、1人の離脱が何人もの離脱を生んで、負の連鎖をあなたのグループに引き起こすことになります。そういうマイナスの事態を避けるためにも、元メンバーの悪口は言わないことです。
他のメンバーを安心させること
ただ、他のメンバーからしたら、なぜその人が去っていったのか疑問に思うことでしょう。その疑問を解消するためにも、リーダーとしてのあなたの役割は、他のメンバーを安心させてあげることです。
例えば、「あの人は他にやるべきことを見つけたみたいだよ。あの人の成功を願おうね。そして、私たちは私たちで目指すべき方向に進んで行こう!」と、チームに伝えるのです。
つまり、メンバーの意識を、去っていった人ではなく、自分たちのゴールに向けさせるのです。それができれば、連鎖でやめていく人は出なくなるでしょう。